門脇小学校のクリアファイル。確か6、7年前に頂いたもの。先日、家のクリアファイルを置いている棚から1枚出したら、たまたまこれが出てきた。頂いたことも忘れてしまっていたものの、手に取った瞬間なんとも言えない気持ちになった。それは、昨年末に震災遺構として部分保存のために解体が始まったことが大きいだろう。通っていた時は気づいていなかったのだけど、こうして眺めるとやけに横に長い校舎だった。もうこの縦横比じゃないのか。
クリアファイルには校歌が書いてある。校歌で覚えているのって門小のだけ。通う期間が中高の倍なのでそうなのかもしれないが、中高のは全く思い出せない。震災の翌年に、高校の同窓会東京支部の集まりに初めて参加したのだけど、同学年の人の顔を見ても思い出せないし、校歌もきいたことがない感じで、私は本当に卒業生なのだろうかと愕然としたのをよく覚えている。
ところで、門小の解体が決まってから校舎の姿を自分なりに定着させたいと思うようになった。最近の私の場合は定着=Tシャツなのだけど(苦笑)。そして、あるサービスで依頼するものの頓挫(詳細は書きません)。この時は画像がトリミングされてしまったので、今思えば完成しなくてよかったのかもしれない。やはり、やけに横に長い校舎のTシャツがいい。そのうち作ります。取り急ぎ架空のTシャツにしてみた。
また、なぜ門小に執着しているのだろうと考えたら、高校や両親が住んでいた家もひどい浸水被害こそあったものの、津波で被災した身近な建物って門小だけなのだった、私の場合は。そういうことだったのかと漸く気がついた次第。クリアファイルについても、水彩画と見える絵の作者や作成のいきさつなど聞いておいた方がいいかもしれない。校舎の前に小さなベンチが並んでいて、なんか可愛い(実際にあったかどうかは覚えていない)。なお、絵には署名があるものの私には誰なのか見当がつかない。
年に一度、3月11日くらいは書こうと思ってはいるものの、4年ぶりになってしまったな。